世界の中の麦焼酎
当社の焼酎の起源
九州北部、特に福岡県南部と佐賀県にまたがる筑後平野は、古くから日本有数の穀倉地帯で、日本酒造りが大変盛んな地域でした。
筑後地方の農家では、日本酒を搾った酒粕を米作りの肥料として使用してきました。
もちろん、酒粕にはまだアルコールも含まれていますし、不完全な発酵により残っている糖分があります。そこで酒粕に籾殻を混ぜ込み、再発酵させることにより余分な糖分を分解し、さらに、再発酵した酒粕を蒸篭で蒸すことによりアルコールを蒸発させました。このとき回収したアルコール分がいわゆる「粕取り焼酎」です。
これに対し、米・麦・芋などを原料に「もろみ」を作り、液状のもろみを蒸留して作る焼酎を「もろみ取り焼酎」といいます。
また現在は、製造工程の都合や、より柔らかな風味が消費者の嗜好にあうことから酒粕を原料として、液状の発酵液を作りそれを蒸留する「酒粕焼酎」が主流となっています。
単式蒸留焼酎と連続式蒸留焼酎
平成18年の酒税法の改正により従来の「しょうちゅう乙類」「しょうちゅう甲類」の区分がなくなり、それぞれ「単式蒸留しょうちゅう」と「連続式しょうちゅう」に変更されました、同時に規格がより厳格化されました。
これは、従来しょうちゅうの中で乙類と甲類に分類されていたものを、それぞれの品質の違いが大きいことから別の種類の酒であると認定し、同時にしょうちゅう乙類の内一部については、その製造方法からスピリッツ類やリキュールなどに分類しなおされました。但し、ラベルの種類表示については、正式な名称が長いことから、単式蒸留焼酎の代わりに焼酎乙類、連続式蒸留焼酎の代わりに、焼酎甲類という表示を継続して使用できるようになりました。
この改正により「単式蒸留しょうちゅう」への信頼はより高まるものと確信します。
本格焼酎
平成16年の酒団法改正により、従来は慣習的になされていた「本格焼酎」の表示について定義がなされました。
区分図
| 種類 | 表示 | 説明 |
|---|---|---|
| 連続式蒸留焼酎 | 甲類焼酎 | 連続式蒸留機でアルコール含有物を精製し、アルコールの純度を99%にしたものをさらに35%未満になるように水で希釈したもの、主に廃糖蜜を酵素分解したアルコール含有物から作る。バイオエタノールと同じ。希釈式焼酎、新式焼酎。韓国焼酎などもここに分類される。 |
| 焼酎乙類 | 焼酎乙類 | アルコール含有物を単式蒸留器にて蒸留したもの。アルコール度数35度から45度の間程度で蒸留される。原料の風味が多く出てくるため、さまざまな原料の風味を生かした焼酎が造られている。 |
| 本格焼酎 | 単式蒸留焼酎のうち、(1)酒団法に定められた「伝統的」な原料から造られたもの。(2)伝統的な手法である麹を用いて糖化したもの。という2つの条件を満たしたときだけに認められる表示。 | |
| 泡盛 | 単式蒸留焼酎のうち高粱米を原料として製造した麹を蒸留して製造したものに認められる表示。特に、沖縄県で製造したものには産地表示である琉球泡盛の表示がなされる。 |
焼酎の仲間
焼酎は日本を代表する蒸留酒です。
世界には焼酎と同じく、その国を代表する蒸留酒がたくさんあります。下の一覧表を見てわかるように原料やアルコール度数、風味はさまざまですが発酵や蒸留を行うなどの行程は日本の焼酎とほぼ同じです。近くは台湾から遠くはブラジルまで個性的な焼酎の仲間たちを飲みくらべてみませんか?


