本格麦焼酎「つくし」の魅力をキャッチフレーズで表現してください。


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誕生の背景
1990年代後半の酒類業界の状況は吟醸酒ブームが終わり、ワインブームが収束しつつある中で、販売面においてはディスカウンターといわれる、所謂安売り業者が台頭している状況で、CVSですら、セブンイレブンがビールのディスカウント販売を始めるなど、今にして考えれば、加熱した安売り競争が行われていました。
そして、1998年からの酒税法改正に伴い、本格焼酎の増税が決定し、酒税額が約2倍になるということになりました。それを受けて、本格焼酎業界では大変に危機感が高まり、焼酎乙類という種類そのものが、かつての二級ウィスキーのように無くなってしまうのではないかという人もいるほどでした。というのもそのころの焼酎乙類は、「安い」ということに重点が置かれた1,8Lパックが主流となっていたためでした。
また、吟醸酒ブームがひと段落した、所謂「酒類専門店」では、次の商品の出現が待ち望まれていました。そのような中で、注目されていったのが、芋焼酎を中心とする高付加価値の本格焼酎でした。常温での流通保管ができるという本格焼酎の蒸留酒としての特性は、品温管理によって品質が大きく変化する日本酒に比べ流通にかかるコストがかかりません。また、貯蔵により品質が向上することから、賞味期限切れが迫るなどの理由に因る安売りを誘発することもありません。これらのことは、本格焼酎に新たに取り組もうとしている販売店にとっては安心感となって裾野が広がっていきました。
このような流れの中で個性的であるとされた「いも焼酎」に対し、個性がないとされた「麦焼酎」の可能性をあえて追求してみたいと考え、1999年に本格麦焼酎「つくし」の白黒ラベルは誕生しました。

商品開発コンセプト
(1)面白い本格焼酎
  ・本格焼酎について語れる商品であること。話題を提供することができるもの。
(2)大麦へのこだわり
  ・麦焼酎であること。
  ・麦焼酎の可能性の幅広さ奥行きの深さを感じられるもの。

製品コンセプト
(1)麦の特性がでていること。
(2)製造方法の違いによって風味の違いがはっきり出ていること
  (通常の飲食環境でわかる程度以上の違いがあること)
(3)同じ原料を使ってその風味の広がりを知ることができること。

開発のきっかけ(そのひとつ)
商品開発に当たりこんなことがありました。
金曜日の夕方、東京から中央線に乗り、座席に座っていると目の前に会社員風の男女二人が立ちました。久しぶりに仕事が早く終わったという感じで、色々とはなしをしているのが聞こえてきました。二人の話を聞いていると、お酒の話を始めました。
彼は、ひとしきり、吟醸酒の話をした後、ワインの話になりました。彼女は少し疲れている風で「あまりお酒は飲まないの」と言い、「いつもはどんなお酒を飲んでいるの」という問いかけに、「焼酎かな、いつもお父さんが飲んでる大分の麦焼酎。」と答え、彼は、言葉を失い何もいえなくなってしまいました。そのまま彼は新宿で降りていってしまいました。
そうか、麦焼酎だと話題が途切れてしまうのかと気づき、少しブルーになりました。同時に、麦焼酎の面白さをみんな知らないんだと気づきました。

開発のきっかけ(もうひとつ)
当社は、本格焼酎の原酒メーカーとして長年営業してきました。
蒸留酒の特性として、蒸留所ごとのくせ(いわゆる蔵ぐせ)が大きく再現性が難しいのですが。またこれはウィスキーの世界でも同じなのですが、単一蒸留所の原酒のみを使うメーカーと、複数蒸留所の原酒をブレンドするメーカーがあります。
これは、ウィスキーの世界では、例えばシングルモルトとブレンデッドはそれぞれその特性を生かして並存しているわけですが、本格焼酎の世界ではあまり重要視されてきませんでした。 当社は、あまり自らのブランドでの販売ということに注力してきませんでした。 ある時、若い蔵人から、「親戚にどんな銘柄の焼酎を造っているのかと聞かれ、困っているんです。」という発言がありました。 シングルモルト「焼酎」として、自らの価値観で作った焼酎を少しでもいいから飲んでもらおうと考えました。

本格麦焼酎
つくし 黒ラベル (25度)
720ml / 1,800ml
常圧蒸留のしっかりとした特性を強く出した。味には甘みが強くずっしりとした味わいが特徴。
本格麦焼酎
つくし 白ラベル (25度)
720ml / 1,800ml
減圧蒸留のすっきりとした特性を強く出した。香りの軽さに特徴があり、飲みやすさに重点をおいた。